4種混合ワクチンの追加接種をお勧めします

(2015/8/26 最終更新)

近年、日本においては、青年や成人の百日咳患者の増加が注目され、大学などでの集団感染も報告され
ています。これは乳児期に接種されるワクチンの効果が低下してきたことが原因の一つと推測されてい
ます。昭和50~52年生まれの方では、百日咳ワクチンの接種控えもあってワクチンを接種されていない
可能性もあります。成人では、咳が長期間続きますが比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が
遅れることがあります。気がつかないうちにワクチン未接種の新生児や乳幼児への感染源となることが
問題です。

日本では、以前はポリオ生ワクチンを2回接種していました。4種混合ワクチン(不活化ポリオワクチンが
含まれています)が導入されてからは生後3か月から開始して2歳になる前に完了するスケジュールで接種
が行われています。しかし、WHO(世界保健機構)では、生ワクチンを2回接種した小児については
不活化ポリオワクチンをさらに2回追加することを推奨しています。また、4歳未満で不活化ポリオワク
チン(4種混合ワクチン)の接種を完了した小児については不活化ポリオワクチンを4歳以降で追加する
ことが推奨されています。

百日咳とポリオの予防接種(ワクチン)は、日本では、百日咳(aP: 無菌体百日咳ワクチン)・破傷風
(T)・ジフテリア(D)・不活化ポリオ(IPV)が一緒になった4種混合ワクチン(DTaP-IPV)の形で
接種されています。

当クリニックでは、4種混合ワクチンの追加接種を、以下の方にお勧めしています。
(1) 小学校入学前後の方MR2期との同時接種をお勧めします)。
(2) 小学校6年生の2種混合ワクチンに替えて、4種混合ワクチンの接種をお勧めします。

なお、4種混合ワクチン(DTaP-IPV)の追加接種は、任意接種ですので、自費になります