3種混合ワクチン・ポリオワクチンの追加接種をお勧めします

(2018/7/27 最終更新)

近年、日本においては、小学生~成人の百日咳患者の増加が注目され、大学などでの集団感染も
報告されています。これは乳児期に接種されるワクチンの効果が低下してきたことが原因の一つと
推測されています。昭和50~52年生まれの方では、百日咳ワクチンの接種控えもあってワクチンを
接種されていない可能性もあります。成人や4種混合ワクチンが完了した小学生では、咳が長期間
続きますが比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。気がつかな
いうちにワクチン未接種の新生児や乳幼児への感染源となることが問題です。

日本では、以前はポリオ生ワクチンを2回接種していました。4種混合ワクチン(不活化ポリオワクチン
が含まれています)が導入されてからは生後3か月から開始して2歳になる前に完了するスケジュール
で接種が行われています。しかし、WHO(世界保健機構)では、生ワクチンを2回接種した小児につい
ては不活化ポリオワクチンをさらに2回追加することを推奨しています。また、4歳未満で不活化ポリオ
ワクチン(4種混合ワクチン)の接種を完了した小児については不活化ポリオワクチンを4歳以降で
追加することが推奨されています。

当クリニックでは、3種混合ワクチンの追加接種を、以下の方にお勧めしています。
(1) 年長児の方3種混合ワクチン+不活化ポリオワクチンの追加接種をお勧めします。
(2) 小学校6年生の2種混合ワクチンに替えて、3種混合ワクチンの接種をお勧めします。

現行の4種混合ワクチン(DTaP-IPV)は、5回以上の接種が認められていません(不活化ポリオワクチン、
3種混合ワクチンは5回以上になっても問題ありません)。
また、3種混合ワクチン、不活化ポリオワクチンの追加接種は、任意接種ですので、自費になります。