すべてのお子さんにB型肝炎ワクチンの接種が必要です

(2014/11/02 最終更新)

 B型肝炎は母子感染(垂直感染)や輸血だけでなく、知らない間にかかることも多いVPD(ワクチンで防
げる病気)なので、WHO(世界保健機関)では、世界中の子どもたちに対して生まれたらすぐにこのワク
チンを国の定期接種として接種するように指示し、ほとんどの国で定期接種になっています。

 日本ではかかる確率は低いとされてきましたが、よく調査をすると大人を含めて毎年2万人以上がか
かっていると推定されています。そのために日本でも、全員接種が望まれます

 日本では妊婦がB型肝炎キャリアかどうかの検査をしていますので、母子感染(垂直感染)の心配がない
子どもは必ずしも、生後すぐに接種する必要はありません。3才未満で感染すると慢性化しやすくなります
が、できるだけ早く接種すれば免疫もでき易く、将来の肝臓がんを予防できます。

 B型肝炎ワクチンは生後すぐから受けられますが、通常は生後1~2か月から接種を始めるのがおすすめ
です。十分な免疫を獲得するには3回の接種が必要です。現在のところは市町村や国からの助成はなく、
1回あたり5,700円の自己負担となります。

B型肝炎ワクチンが定期接種になります

(2016/6/25 最終更新)

 平成28年10月1日から、B型肝炎ワクチンが定期接種になります。

 6月22日付けの厚生労働省健康局長通達によれば、「予防接種法施行令の一部を改正する政令」及び
「予防接種法施行規則及び予防接種実施規則の一部を改正する省令」が公布され、「平成28年4月1日
以降に出生した者」に対して、生後2か月から生後12か月までに3回接種します。標準的な接種時期は、
生後2か月、3か月、7~8か月とされていますが、感染のリスクが高い場合や私費ですでに1~2回
ワクチンを接種している場合などでは、時期や回数を変えて接種することができます。

 当院では、定期接種対象者でなくてもすべてのお子さんのB型肝炎ワクチンの接種をお勧めしています。