日本脳炎ワクチンは生後6か月から接種開始を

(2015/09/17 最終更新)

2015年9月、千葉県内に住む0歳の男児が日本脳炎に感染したと発表されました。

 日本脳炎は、極東から東南アジア・南アジアにかけて広く分布し、世界的には年間3~4万人の日本
脳炎患者の報告があります。これらの地域への渡航や人的交流に限らず、国内でも毎年日本脳炎
ウイルスを持った蚊の発生が確認されており、さらに地球温暖化を考慮すると、日本脳炎感染の機会
は増えてくると予想されます(これまで日本脳炎ワクチンの定期接種が行われていなかった北海道でも、
2016年度から定期化される見込みです)。
 日本脳炎は、症状が現れずに経過する不顕性感染が多く、100人~1000人に1人が発症します。脳炎
を発症した場合は20~40%が死亡し、生存者の45~70%に精神神経学的後遺症が残り、幼少時や老人
では死亡や重症化の危険が大きい病気です。

 日本脳炎ワクチンは、標準的には3歳から接種が開始されていますが、保護者の希望があれば生後
6か月から定期接種として接種することができます。

 第1期として、生後6か月(1回目)、4週間後(2回目)、約1年後(3回目)の3回接種します。
 第2期は、9歳~13歳未満(4回目)に1回接種します。

 日本脳炎ワクチンを開始していない3歳前のお子様も、なるべく早い時期に接種を始めましょう!